ATEM Mini Pro
このモデルは、ATEM Miniの全機能に加えて、さらに多くの機能を搭載しています。USBフラッシュディスクにH.264で直接収録でき、イーサネットを介してYouTube Liveに直接ストリーミングできます。さらに、マルチビューも搭載しているため、4台のカメラ、メディア、プレビュー、プログラムを確認できるだけでなく、同じ画面で収録、ストリーミング、オーディオのステータスをチェックできます。
ATEM Mini Proでイーサネット経由でライブ配信
ATEM Mini Proモデルはハードウェア配信エンジンを内蔵しており、イーサネット接続を介したライブ配信が可能です。つまり、YouTubeやFacebook、Twitchなどに高品質でライブ配信でき、コマ落ちも生じず、設定も非常にシンプルです。必要な作業は、配信サービスを選択して、ストリーミングキーを入力するだけです。ATEM Software Controlには、配信のセットアップおよびステータスを表示するパレットがあり、マルチビューにも配信ステータスが表示されます。配信ステータスは簡単に把握できるデザインで、データレートインジケーターはビデオフォーマットに必要なインターネット速度を表示します。技術に関して詳しい方は、XML環境設定ファイルのストリーミングプロファイルで、新しいサービスをロードすることも可能です。
ATEM Mini ProでUSBフラッシュディスクに直接収録
ATEM Mini Proモデルは、配信データをUSBフラッシュディスクに直接収録できます!つまり、配信と同じH.264ビデオファイル(AACオーディオ付き)を使用した長時間の収録が可能で、YouTubeやVimeoなど、あらゆるオンラインビデオサイトに直接アップロードできます。ATEM Mini Proは、USBハブやBlackmagic MultiDockを使用すると、複数のディスクへの収録に対応します。ひとつのディスクがフルになったら、次のディスクに収録を継続するため、ノンストップで収録できます。収録設定およびディスクの選択はATEM Software Controlで実行でき、内蔵マルチビューには収録ステータスが表示されます。接続したBlackmagic Pocket Cinema Cameraの収録をトリガーすることも可能です!
あらゆるHDMI入力フォーマットを自動変換
4つのHDMI入力は、フォーマット変換を個別に実行します。つまり、ATEM Miniは、1080p、1080i、720pのソースを、スイッチャーで設定したビデオフォーマットに自動的に変換します。デフォルトでは、自動的にビデオフォーマットをスイッチャーが設定しますが、特定のビデオフォーマットにマニュアルで設定することも可能です。HDMI出力は真の”AUX”出力であり、各HDMI入力間のクリーンな切り替えや、プログラムフィードとしての出力が可能です。低遅延のeスポーツでは、入力1をHDMI出力に直接切り替えることも可能です。プログラム/プレビュー切り替えを使用している場合、HDMI出力をプレビューに選択できます。ATEM Mini Proでは、マルチビューで表示するように選択できます。
ATEM Mini Proのマルチビューでソースとステータスをモニタリング
複数のカメラを用いた大規模なライブプロダクションでは、1台のモニターで全ビデオソースを同時に確認できる機能は非常に便利です。ATEM Mini Proはプロ仕様のマルチビューを搭載しており、4つすべてのビデオ入力に加え、プレビューとプログラムを1台のHDMIテレビやモニターで確認できます。フロントパネルのM/V(マルチビュー)ボタンを選択するだけで、ビデオ出力コントロールボタンでマルチビューでの操作が実行できます。各カメラのビューには、オンエア状態が確認できるタリーインジケーターが表示されます。また、各ビューのラベルはカスタマイズ可能で、それぞれのオーディオメーターも表示されます。メディアプレーヤーも表示されるため、選択されているグラフィックを確認できます。さらに、マルチビューは収録、ストリーミング、Fairlightオーディオミキサーのステータスも表示します。